稼いでいるのに全然貯金ができない…
いつの間にか使っちゃうのをどうにかしたい…
社会人になってせっかくお金を稼いでいても、貯めるとなると難しいですよね…
私もリズムを作るまでは全く計画的にお金を貯めることができていませんでした。
実際金融広報中央委員会が行った調査では、年収別の20代の金融資産保有額として、
年収 | 回答者数(人) | 金融資産保有額 中央値(万円) |
300万円未満 | 369 | 5 |
300~500万円未満 | 172 | 57 |
500~750万円未満 | 29 | 351 |
以上のような報告がされています。
年収が300〜500万円の人も、金融資産保有額の中央値は57万円となっていて、
なかなか貯金や資産形成をしっかりできている人は少ないことがわかります。
私はシンプルなルールと無理しすぎない節約で
社会人5年目にして資産が1,000万円を突破しました
この記事の内容
- 20代で資産1,000万円をするためのシンプルなルール
- 短期と中期の目標を立てる重要性
- わざわざ「貯金」をしなくてよくする仕組み
- 日々の支出をきちんと管理する具体的な方法
- 今日からできる2つの行動を紹介
この記事では20代(社会人5年目)で資産1000万円を突破できた実体験から、
無理をしないシンプルなルールを作りのコツと重要性について説明します。
この記事を書いた人
目次
シンプルな3つのルール
私が社会人5年目で資産1,000万円を達成できたのにはいくつか理由がありますが、
最も効果があったと感じているがシンプルな3つのルールをつくったことです。
具体的には以下の3つになります。
- 中期と短期の目標を立てる
- わざわざ「貯金」をしなくてよくする仕組みをつくる
- 日々の支出をちゃんと管理する
ここからはそれぞれについて詳しい説明をしていきます。
中期と短期の具体的な目標を立てる重要性
貯金をすると決めても挫折してしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
私も目標を立てる前はいつの間にか
うやむやになってしまいうまくいっていませんでした
人間なかなか意志が弱いものでそう簡単には貯金はできません。
また、目標を立てたとしてもあまりに遠い抽象的な目標だと意味がありません。
1年あたりの中期目標と1ヶ月あたりの短期目標を具体的に立てることをおすすめ
中期目標の立て方
中期目標は1年あたりでの目標となります。
来年のX月までに100万円貯めるといった目標を設定しましょう
なぜ1年後かというと、20代は転職や結婚などライフスタイルが変わりやすい時期だからです。
私自身もそうですが5年後、10年後といわれても全く想像つかないなんてことも多いのではないでしょうか?
なので、ある程度予測が可能な範囲として1年後の中期目標を決めることをおすすめしています。
先ほども参照した、金融広報中央委員会が行った調査では、20代の年間手取り収入に対する貯蓄割合として
貯蓄割合 | 割合(n=367) |
貯蓄をしなかった | 22.3% |
5%未満 | 7.1% |
5~10%未満 | 12.3% |
10~15%未満 | 14.4% |
15~20%未満 | 3.3% |
20~25%未満 | 10.4% |
25~30%未満 | 3.5% |
30~35%未満 | 9.5% |
35%以上 | 17.2% |
平均 | 18% |
平均すると手取り年収に対して18%を貯蓄しているという報告がされています。
手取り年収が300万円の場合、平均の18%を貯蓄すると年間の貯金額は54万円となります。
イメージが湧きやすいように手取り月収と毎月の貯蓄額および年間の貯蓄額を計算すると以下の通りです。
手取り年収 | 手取り月収 | 毎月の貯蓄額 | 年間の貯蓄額 |
300万円 | 25万円 | 4万5千円 | 54万円 |
400万円 | 33万3千円 | 6万円 | 72万円 |
500万円 | 41万6千円 | 7万5千円 | 90万円 |
こちらの表はあくまで20代の貯蓄額の平均を貯蓄する場合の金額となります。
居住状況や奨学金の借入状況などによってそれぞれ貯蓄に回せる金額は異なると思いますが、
目安を同世代の平均の18%とすると1年間の貯蓄目標額がある程度決めることができます。
1年後までにいくら貯めるか中期目標を決めましょう
短期目標の立て方
中期目標が立ったら1ヶ月あたりの短期目標も自動的に決まってしまいます。
ここで重要なのは、短期目標はすぐに達成ができる目標にするという点がポイントです。
先ほどの表で手取り年収に対する貯蓄額の目安を示しましたが、まずは難しいことを考えずに、
毎月3万円・5万円・10万円といったように覚えやすいキリのいい数字にすることがおすすめです。
どんなに素晴らしい目標を立てたとしても最初の第一歩でつまずいてしまったら、
その後の計画がなし崩しになってしまいます。
今の収入やその他の状況を考えて、
絶対に達成できる目標を決めましょう
どんなに小さな一歩でもまずは目標に向けて行動をすることが重要です。
わざわざ「貯金」をしなくてよくする仕組みをつくる
目標が立ったら実際に貯金を始めると思うのですが、その際のポイントは
わざわざ「貯金」をしなくてもよくする仕組みをつくるということです。
どういうことかというと
今月分の貯金をしよう!さて貯金用の口座にお金を移して…
というわざわざやらなければいけない作業を発生させずに、シンプルに
給料天引きや自動振替などで勝手に貯金される仕組みを作ること
が重要です。
毎月5万円貯める人の具体的なお金の流れは以下の通りです。
- 給料日になる
- 会社の長期積み立て貯金に2万円天引きする
- 給与受け取り口座から貯金用口座に3万円振替をする
これだけで、給料日には5万円を自動的に貯金することができました。
手元にお金があると使ってしまうのが人間というものです
また、「貯金する」って意外と面倒だったりするので、
それをできるだけ手間のかからない形にしてしまうことがポイントです。
自然と貯金がされる仕組みを作ろう
振替手数料をかけたくない方におすすめの銀行については別の記事で紹介します。
日々の支出をきちんと管理する
最後に重要なのは家計簿をつけて日々の支出をきちんと管理することです。
なかなか面倒でハードルが高いことですが、
できるだけ現金を使わない生活に切り替えることで手間を最小限に減らして行うことができます。
- 日々の買い物をクレジットカードやQRコード決済でできるだけキャッシュレスにする
- 自分にあった使いやすい家計簿アプリを導入する
- 家計簿アプリとクレジットカードなどを連携させて自動的に支出の記録がされようにする
家計簿をつける際は固定費と流動費それぞれどれくらい使っているかという点も把握するのがおすすめです。
貯金が全然できないと悩んでいる人に毎月どれくらいお金使っているの?と聞いてもわからないと答える人がとても多いです。
まずは現状のお金の流れを把握することから始めてみましょう
おすすめの家計簿の付け方の詳細については別の記事で紹介します。
今日からできる2つの行動
ここまで記事を読んでくださった方はなんとなく貯金のためにやることがわかってきたと思います。
せっかくイメージが湧いたのを無駄にしないために、今日からできる2つのことを紹介します。
中期目標と短期目標を書いてみる
紙とペンを用意する時間と手間がもったいないので、この記事を読み終わったら、
スマホのメモ帳アプリを開いて来年までに◯万円貯める!とまずは打ってみてください。
細かい計算は後から修正しても構わないのでまずは小さな行動をしましょう。
参考として金額から単純計算で逆算した毎月の貯金額は次の通りです。
1年後の貯金額 | 毎月の貯金額(目安) |
30万円 | 2万5千円 |
50万円 | 4万2千円 |
100万円 | 8万4千円 |
小さな行動ですが、頭で考えるだけではなくメモをするのが重要です。
家計簿アプリを入れてみる
次に今すぐできる行動として家計簿アプリを入れてみましょう。
お持ちのスマートフォンのアプリストアで、「家計簿」と入力してみてください。
こちらもアプリの比較など難しいことはせずに直感で良さそうなアプリを入れましょう。
まとめ:本当に貯金をしたいならシンプルなルールと仕組みづくりから始めよう
この記事では、主に20代の社会人の方に向けて、貯金や資産形成の具体的な方法を紹介しました。
千里の道も一歩からという言葉がありますが、まさに貯金や資産形成にぴったりな言葉だと感じています。
シンプルにすることで無理なく将来に向けた第一歩を始めましょう。